ヒュウガミズキ（日向水木）の育て方

日本海側の限られた地域の岩場に自生しています。

花径８～９㎜。多く分枝し高さ１．２～２m枝は細く折れやすい。

葉は互生し薄く、長さ２．５～４cmで無毛。

花は葉に先立って１～３花が、１～２cmの穂のように垂れ下がります。

和名は日向水木だが宮崎県（日向）には野生は知られていません。

花屋ではヒメミズキと呼ばれています。

刈り込みは５月が最適期です。

植え場所は日当たり地が最上だが、少々の日陰なら大丈夫ですが、乾燥は嫌います。植えつける際には、枝を切り詰めて十分に水をやります。

庭植えでは、穴の底に完熟した堆肥など有機物を入れ、通気性と水はけがよく、水もちもよい土を用いて植えつけます。

根が深く良く張るので、土留め用として斜面の植栽に良い。庭植え、鉢植えともに水切れには注意します。

寒肥として堆肥に油かすや鶏ふん、草木灰などの有機質肥料をやります。大株でこれを忘れると、枝枯れの原因になります。開花後はお礼肥として油かすなどを施します。

剪定は、樹冠を整えるために飛び出した枝は切ります。込んだ枝や古い枝を間引く程度にします。

殖やすのは挿し木か種を播きます。株分けもできますが、あまり小さく分けると株が衰弱します。